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『スタンド・バイ・ミー』








少年達の青春ドラマの傑作として、必ず名前が上がるのが、
1986年公開のアメリカ映画、『スタンド・バイ・ミー』だ。



田舎町に住む4人の少年が、好奇心から線路伝いに、
「死体探しの旅」に出る、ひと夏の冒険を描いたこの作品は、



人生において最も純粋な、”損得抜きの人間関係”と言える、
小学校時代を思い起こさせるノスタルジックさが、
多くの人々の共感と感動を呼び大ヒットした。



ベン・E・キングが歌う同名の主題歌も、リバイバルヒットした。



映画は、かつての親友クリスの死亡記事を読む、
ゴーディのシーンから始まる。



旅に出た4人の少年の中でもリーダー格だったクリスは、
因習に縛られた田舎町から脱出し、苦学の末、弁護士になり活動していたが、
あるレストランで諍いの仲裁に入り、誤って殺害されてしまったのだ。



奇しくも、クリス役を演じたリバー・フェニックスも、
将来を嘱望されながら、23歳の若さでこの世を去っている。



この現実の出来事も、作品を伝説化させていることは、
皮肉とも言えるであろう。



映画はゴーディのシーンに始まり、ゴーディのシーンで終わる。



仲間との友情、複雑な家庭環境の中で、
あの頃の様な友達は二度とできることはなかった、と思い出しながら。



幼い頃の体験が、その人の一生を決定づけてしまうことは、
多かれ少なかれ、私たちの周りにはあることだ。



それくらい、子どもの成長過程における様々な経験は、
重要な意味を持っている。



願わくば全ての子ども達が。いい意味での経験を持って、
大人に成長してもらいたい。



夏の作品だが卒業の季節に外せないおススメの一本だ。



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