日本馬にはまだまだ遠いイギリス競馬最大レース、キングジョージ〜
『スピードシンボリ』 が、
『キングジョージ6世 & クイーンエリザベスステークス』
そして、『凱旋門賞』 に挑戦してから、早45年。
未だにこの2レースを勝利する日本馬は現れていません。
今回は、そんなヨーロッパを代表する2レースのうちの1つ、
『キングジョージ6世 & クイーンエリザベスステークス』 への、
日本馬の挑戦についてみていきたいと思います。
実はこのレース、日本からの参戦はあまり多くありません。
その理由の1つは、”斤量” であり、4歳以上の牡馬は、”60.3kg” という、
破格の斤量を背負わねばならず、なかなかに厳しい条件だといえます。
その斤量も3歳馬だと、”54.9kg” になり、かなり有利に感じますが、
そこでまた別の問題が...
開催日が例年7月なので、
日本で3歳クラシック戦線を目指すような馬が挑戦するには、
スケジュール的に難しくなってしまうのです。
過去に挑戦した日本馬も、僅か5頭のみ。
『スピードシンボリ』
『シリウスシンボリ』
『エアシャカール』
『ハーツクライ』
『ディープブリランテ』
この中では、ハーツクライの、”3着” が最高成績。
その年の日本ダービー馬として3歳で挑戦した、
ディープブリランテは、”8着” と惨敗を喫しています。
しかしこのレース、過去10年の結果を見てみると、
4歳牡馬8勝、4歳牝馬1勝、3歳牡馬1勝となっており、
実は斤量のハンデをはねのけて、
『4歳牡馬』 が、”圧倒的な成績” を収めています。
相当タフなレースなんでしょうね。
今後も中々このレースを目標にする日本馬は、
現れないかもしれませんが、重いヨーロッパの馬場でも、
こなせそうなパワフルな4歳牡馬に、是非とも、挑戦して欲しいものです。